とっつの幸せ研究所

ほのぼの一休み

かくかくしかじか①

かくかくしかじか①

今このブログを書くきっかけにもなっている一人の親友がいます。

メンターと言える存在で、彼が話す言葉は遥か雲の上です。

※余り書くと、読んだ時にバレるので、小出しにしていこうかな。

そんな彼が、プレゼントをしてくれました。

 

 

また、この記事は自分に置き換えての読書感想文です!何かを感じ取る力を身につけたいので、書いてます🎶

 

 

 

かくかくしかじか

著 東村アキコ

発行元 集英社

 

自分は絵がうまい。

本気でうぬぼれていた

林明子(高3)は

竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ・・・!?

少女まんが家を夢みた

あの頃を描く

ドラマチック・メモリーズ!

(裏表紙引用)

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※この記事はネタバレを多く含みます。

僕が感じたこと。印象に残ったことを書いていきたいと思います。

思わず吹き出してしまうシーンなども多くあるのですがそこは、本書をお楽しみ頂けたら幸いです。

では、本文に入ります。

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と、いう主人公が過去を思い出しながらその中での大切なものを見つめ、恐らく、今は亡きであろう日高先生にむけた想いをつづったものではないでしょうか。

 

さて、彼が話すこと、そして、こうしてプレゼントしてくれたりおススメしてくれる時には、何かしらのメッセージがある。

探し物をみつけるかのように。

そして、わざと目の前に置いてあるかのように。

そこに目が行くことで、次に展開があったり。本当に全く無かったり。

人として尊敬をします。

 

 

①ブログ書け

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ハイ!きました!

僕みたいなのんびりブロガー(言ってみたかった)には有名すぎるセリフです。

ブログ書け。とにかく100記事まず完成させろ。

 

『オラァよし子お前時間かかり過ぎやろがオラーーーーーッ』

なんということでしょう

女子高生が竹刀で叩かれています(笑)

 

これも、僕に置き換えると、

毎日更新しろやーーーーーー!!

ゾクゾクしてきますね。

 

これは、明子が絵画教室に入会するシーンでの教室内の光景です。

ちなみに、作者は僕の一つ上の年齢。昭和50年生まれだそうです。

たしかに、そういう時代だったのかもしれません。

 

修学旅行に行って、無意味に木刀を買って先生に見つかる世代ですね。

 

 

 

 ②今の積み重ねは後になればわかる

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1話ごとに、明子が日高先生を想い、そして自分の言葉で振り返るシーンがあります。

特に、みんなの木炭紙に書かれた時間のメモ。という一文に惹かれました。

この先生は、先ほどのページだけ見ると、非常に粗暴に思われてしまいます。

しかし、昼食時にみんなにお茶をいれて配ったり。

おじいちゃんには、来週また頑張りましょうね!と、声を掛けたり。

不器用な中にも非常に思いやりのある方だなぁと思いました。

この、時間という部分も、個人個人の事を思い、どういう課題でどうこなせばよいのか。という事をふくんでいたのかなぁ。

 

そして、この時はそうでなくてはいけなかった。

ただひとつの目的の為に。

 

今の自分においても、書き方が。とか、何を書けば。という事よりも。

 

まずは、楽しんで書く。

書きたくていてもたってもいられない。

というのが一番大切なんだと思います。

 

実際、今僕は書斎でパソコンにむかっていますが、とっても楽しいです。

 

③日高先生の優しさ

 

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明子が推薦での大学受験に失敗した日です。

それまでも、受験すると決まったら何も言わずに、明子の為だけに個人授業も開いて、指導をしていました。

冒頭から読み進めていく中で、僕の中で人間味をおびていく日高先生。 

 

こういう人との出会いが、人生を大きく変えていくのだろうなぁと感じました。

恩師とはこういう人なのだと思います。

 

どこにどんな出会いがあるのか。

それは誰にもわかりません。

ですが、探し求めていれば必ず出逢える。

 

それは間違いない!

 

 

この後明子は美大を受験するのですが。。。

 

もしかして、金沢美術工芸大学に入学していたの!?

と、感じさせる展開が。

まだ、2巻は読んでいないのですが、もしそうだとしたならば!

 

一つ上の学年の、作者が、同じ石川県にいたという事に!!!

(僕は石川県出身で、今も石川県に住んでいます)

ゾクゾクしますね。

 

ともあれ、

 

かくかくしかじか

 

繰り返し読むと、より深みがでてくると同時に、親友からの隠れたメッセージや、今後の展開にもすごく興味が沸きます。

 

1話1話がとっても面白く、登場人物ひとりひとりの個性が心に住んでいく。

そんな気持ちになります。

 

次は2巻でお会いしましょう。